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御津町商工会

㊴ 松沢寺  (ヤマザクラ)

93-1.jpg浄土宗大恩寺に属し、山号を金谷山といい、創立は天文12年(1543)といわれ、開山は定蓮社正誉文越上人です。御本尊は、1尺5寸の木造阿弥陀如来で、半分の高さの善導大師、円光大師の座像と、外に地蔵菩薩像があります。
近年、寺の裏山ヘゴルフ場が開設されるにあたって、老朽化していた本堂が改築され、山号も眺楓山と改められました。
境内の池には、水天宮の祠があります。水源の守護として西方を護る神ともいい、十二天の1つであり、竜族の王者であります。この地方にはこの祠はあまり見かけないようです。

松沢寺のヤマザクラ(町指定天然記念物)
松沢寺裏の墓地に老木の山桜があります。崖面に根を張り、地上で二股に分れ、枝振りもよく、樹勢もきわめて旺盛です。枝張りは、東に10.5m、西に7.5m、南に10m、根回りも枝下で6.8m余りあって、県下でも珍しい見事な巨木といわれ、一般の桜より、少し早く咲くようです。

       みと歴史散歩❷古道に沿って 平成12年2月発行より