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御津町商工会

⑮西漸寺

帯川の小橋ヶ詰橋より東へ1.1㎞ほど進むと、曹洞宗寺院の西漸寺がある。
この寺には、弘法大師にまつわる次の話が伝えられている。大師がこの地を訪れ水を所望された際に、老婆がこの辺りが水に乏しいことを話し、少ない水を器に入れて大師に与えた。その時大師は持っていた錫杖で大地を突き、するとそこから泉が湧き出て、その勢いは鑓を突くようであったという。これにより寺の山号を鑓水山にしたという。

西漸寺の菩薩像  【市指定有形文化財270-3.jpg(見学できません)
この菩薩像は、かつて奈良の寺にあったものと伝えられる。ヒノキの一木造りで、像高は63㎝ある。丸味のある円満な顔で、上瞼がふくれ、伏せ眼がちにみえる眼をしている。手の指は細く繊細で、これらの特徴から平安時代の作であろうと推測されている。

    豊川の歴史散歩:❻本宮山麓を行く 平成25年10月発行より